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渋峠を越え群馬から長野県に入ります。やってきたのは「熊の湯温泉 熊の湯ホテル」。大正10年創業の歴史あるホテルで蘭学者、兵学者として知られる幕末の志士佐久間象山が、谷間にわき出る温泉で手負いの子熊が傷を癒しているのを見て熊の湯と名付けたのが由来とのこと。ホテルの外観は多少年季が入っていますが近代的な造りです。 
そのホテルに寄り添うように木造の湯小屋があります。昼12時前に到着しましたが、フロントに行くと湯がまだたまっていないので、あと30分待って欲しいとのこと(^^;)仕方ないので車の中で時間つぶしていると、鈴鹿ナンバーのワンボックスに乗ったご夫婦が立ち寄り目的に来られました。「まだ入れないですよ〜。」と教えてあげてしばし雑談(^^) 



時間になったのでフロントへ。入泉料1000円(タオル付き)を支払い、ホテルの別棟にある湯小屋へ向かいます。ロビーには昔のスキー板や写真が飾られ歴史を感じます。館内を歩いて行くと突き当たりに湯小屋の入口がありました。 



脱衣所に入ると右側の壁沿いの棚に脱衣カゴが並んでいます。貴重品BOXなどはありませんので貴重品類は予めフロントに預けてきましょう。洗面台にはひげ剃り、クシが備え付け。ドライヤーは硫黄成分でダメになってしまうそうで、必要な人はフロントで借りてくるシステムになっています。入浴の注意書きにも貴金属の変色について書かれていますので、シルバー系のアクセサリーは外してから入浴しましょう〜。 

平成16年分析の温泉分析表と日本温泉協会発行の温泉利用証は脱衣所内の壁に掲示してありましたが、分析表と利用証は源泉名、源泉温度、Pn値に違いがありましたので、温泉データーは温泉分析表の方を採用しています。 



木戸を開け浴室へ入ります。温泉成分によって黒く変色した浴室の湯舟、床、壁、天井は総て木で、湯治場の雰囲気を漂わす純和風の湯屋造り。洗い場は右側の壁沿いに仕切り無しのタイプが並んでいます。備え付けはボディソープとリンスINシャンプー、シェービングクリーム。簡単にお清めを済ませ湯舟に身を沈めます。 
お湯はやや濃いめの抹茶のような緑色。キレイな色をしています(^^)お湯の色は日によって白濁がかったりと様々に変化するとのこと。泉質は含硫黄−カルシウム・ナトリウムー炭酸水素塩・硫酸塩温泉で一番風呂でお湯の表面には白い湯の華や油状の成分が漂っています。利用状況は源泉温度が高いため小量の加水・未加温・掛け流し。泉温は43度強でやや熱め。 
丸太をくり抜いて造った湯口には飲泉用のコップが置かれたいたので、さっそく飲むと酸味と渋み、苦み、えぐみを感じちょっと独特の味です。臭いも硫黄臭と硫化水素臭の他にちょっと言い表せない独特の臭いがします。 
いかにも成分が濃そうな重みのあるお湯で、ややキシキシとした湯触りです(^^)このお湯に身を沈めていると思わず笑みが出てきちゃいますね(笑) 
洗い場の横にある出入口から露天へ出ます。露天の湯舟はコンクリートを固めた造った少々味気ない造り(^^;)お湯はやや明るい緑色。湯舟の底は成分でヌルヌルしています。油断した私は思わず転びそうになりました(>_<) 
泉温は42度弱とややぬるめ。お湯も内湯に比べて薄い印象。先程の鈴鹿ナンバーのご主人と露天で世間話しながら長湯を楽しみましたが、お湯としては内湯の方が断然良い感じでした。 



湯舟の正面の崖には人工的に造られた滝が流されています。横は大きな簾の目隠しがあり景観は余り良くはありません。簾の向こうを覗くと池になっており反対側は夏期用?のプールでした。
女湯の方は内湯は同じ造りですが、露天は樽風呂だったそうで、周りを大きな簾で囲まれているので景観はまったく望めなかったとのこと(^^;)露天だと思って期待して入ると凄くガッカリすると相方は言ってました。女湯の目の前には隣のホテルがあるので仕方ないのでしょうね…。
湯上がり後の休む場所はロビーの椅子しかありませんが、喫茶コーナーや売店もあるので水分補給は出来ますよ。価格はちょっとお高めですが…(^^;)
外来入浴可能時間が昼12時半から15時半までと短いので、行かれる方は注意して下さいね。熊の湯のお湯は傷によく効くと言われているそうで、実際に手荒れが酷い私のささくれだった指先の皮膚は真っ黒に変色して、その後、裂けた傷口もキレイなっていました(^^) 



今夜の宿泊地である万座温泉へ引き返す前に近くにある平床(ひらとこ)大噴泉へ見学に向かいました。国道292号線沿いにあり、遠目にも水蒸気が凄い勢いで吹き上げているのですぐ判ります。この平床大噴泉は近くの志賀プリンスホテルの社長さんの夢枕に現れた亡き父親によって湯殿山のお告げを聞き、この地を掘削したところ温泉が噴き出したとのこと。源泉施設横の脇道には地表からも水蒸気が吹き出していて、辺りは充満する硫黄臭とゴォーゴォーと響く轟音が迫力満点でした(^^)【訪問日2008.5.14】
満足度★★★★★
住 所…長野県下高井郡山ノ内町平穏7148→
電 話…0269−34−2311
営業時間…外来入浴:12:30〜15:30
定休日…不定休
料 金…大人1000円※タオル付き 小人600円
源泉名…熊の湯温泉
泉 質…含硫黄−カルシウム・ナトリウムー炭酸水素塩・硫酸塩温泉
(低張性 弱アルカリ性 高温泉)
泉 温…48.2度
P H 値…7.5
湧出量…毎分72リットル
成分総計…1,279mg/kg
効 能…高血圧・動脈硬化症・慢性皮膚病・関節痛・神経痛・筋肉痛腰痛
・冷え性・四十肩・五十肩・腰痛・運動麻痺・関節のこわばり・痔・
打撲・捻挫・疲労回復・病後回復・健康増進・慢性婦人病・月経
障害・慢性消化器病・慢性便秘・肥満・糖尿病・ストレス解消
施 設…露天風呂・内風呂・喫茶・売店
備 品…ボディソープ・リンスINシャンプー・シェービングソープ・ひげ剃り・
クシ・ドライヤー(無料)
温泉利用状況…加水…○ 加温…× 循環…× 入浴剤…× 消毒…×
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再 訪 記 録 入 泉 記 録
- 2008-05-30
- カテゴリ : 長野県の温泉
- コメント : 2
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2件のコメント
[C870] バスクリン風呂
- 2008-06-05
- 編集
[C873] いらっしゃい♪ほっとくん^^
台風の中、熊の湯だったのですか。それは大変な目にあいましたね(^^;)
熊の湯のお湯は不思議ですよね。私もレポートに書いていますが、肌荒れでささくれだった指先が真っ黒に変色して、その後キレイに治っていましたから…。でも全身真っ黒ではビックリされたでしょうね。
台風に地震。なかなか経験出来ないですよね。私も昨年、台風の時に長野の蓼科温泉に居ましたが、同じ日だったのかな?
例のアレは順調みたいですね。大変だと思いますが頑張って下さいね(^^)/
- 2008-06-05
- 編集




露天も滝の打たれるがごとく打ちつけるような雨の中浸かっておりました。
楽養館はドロドロ鉄泉なんですけど、体に鉄分がついた状態で熊の湯に入浴すると化学変化で真っ黒になりました。あまり凄い状態だったのでパニックに。
このあと台風の進行方向によって計画変更にしようかと。Bプランは草津へと思っていたのですが、台風はそれて、結局当初の予定の松之山温泉に移動しました。自宅に帰ってくると翌日はなんと新潟中越沖地震。柏崎あたりをその前日通ったと思うとちょっとビビりました。台風に地震に凄い旅でした。